ROCOLINE 3WAYポイントの不具合 42543 Three way turnout DWW15
トングレールの不転換の事象が発生しましたので、原因と対策をメモ書きしたいと思います。
事象は ↓ の動画にて
分岐前(根本といいますか・・・)から 2本目の トングレールの動きが鈍く 転換後も固定されないため最悪泣き別れ状態で脱線することも考えられます。
一本目は特に問題なく動作します。
どうやら1本目と2本目の固定方法が異なるようです。
早速分解と各部の観察をします・・・
カバーの取り外しです。
スプリングとコンタクトにて トングレールの電気的な極性を
切り替えているようです。
分岐 1本目の機構部分
ここまで分解しましたが 肝の 道床部分が見えないので さらに分解を進めます。
この先の分解には レールと基板が接続されている部分の 半田を取り外す必要があります。
(上記写真 赤丸の4箇所)
分解できました。 (余計なものが映ってしまっています・・・)
この状態になると 道床より上の部分 (枕木と線路が一体となっている) が取り外せます。
問題の道床部分です。 2本目のトングレールの固定部分
1本目の固定部分
1本目の方が 確実に? 固定されているような気がします。
以上より 原因と対策 について 考察してみました。
(写真と トングレールの向きが逆ですが・・・)
恐らく 壊れる 変形する 等の箇所ではないため 製造の個体差??によるものだと思っています。
手持ちの物 2つを比較しても ここの固定方法(グラつき??)が 若干 違うような感じです。
ということで ゴム系接着剤にて 道床にプラ板片 を固定し 動作検証を行ってみたいと思います。
TOMIX 5521 N-S2-CL 電流計の修理
いまだに人気のある N-S2-CL ですが 最近調子が悪くなってきました。
電流が 0A まで戻らず 車両走行させても全く動かない状態です。
原因追及のため 分解 します。
結果的には 原因も判明し 修理が完了しました
底フタ 取り外し
メータ部分だけ 取り外したいため CPU基板? を一時的に取り外し 浮かします
内部シャーシを止めている黒いタッピングビス 4点 を取り外します
ケース外側のタッピングビス 4点を取り外します
メータ部分がこのように 取り外せます
(正確にはケーブルなどがつながったままですので 完全には取り外せません)
問題の電流計の動作基板です
メータのパネル部分の取り外し
タッピングビス 4点 です
真ん中の針の部分を取り外します
指で引き抜けば外れますが 奥まっていてつまめない場合は ラジオペンチ等で
つまんで引き抜きます
傷がつきやすいので注意です
メータの化粧板を外します
全面に両面テープ?のような接着剤で張り付けられています
端の方から 細いマイナスドライバー等でこじりながら剥がしていきます
化粧板の板厚があるので かなり力をいれても しわ等付きにくいですが慎重に・・・
見にくいですが ナットで止まっています
このナットを取り外すと 先のメータの基板ごと外すことができます
先にナットのサイズをメモしておきます
二面幅が約 11mm のナットです
持ち合わせがなかったので 12mmのディープソケット で取り外しました
そこまでトルク締めされていませんので 問題なく外すことが出来ました
外した基板です
DCモータと 可変抵抗(10KΩ)の組み合わせです
写真の赤丸部分の抵抗を計測すると・・・・
左一杯
(メータ読みで0A側の抵抗値)
右一杯
(メータ読みで 1600mA側の抵抗値)
この可変抵抗は 針の角度決めも兼ねた構造ですので 妥当な値かと思います
但し 軸を廻しながら測定すると フラフラ 値がリニアに変化しません
(のちに判明するが これが今回の原因)
さらに分解できそうなので 基板からモータと抵抗部分を取り外します
はんだごてと 吸い取り線を併用して慎重に取り外します
事後の写真ですが 外した後 ダイキャスト?と本体を抱きかかえるように 爪 4点で固定しています
(写真は折れてしまっています 組み立ての際 戻すときに折れてしまいました)
丁寧に爪を起こし、手前に引き抜きます
こんな感じに 分離できます
まさかの ウォームギヤ駆動です・・・予想外!!
さらに分解を進めます
各部ともはまっているだけなので 分解は簡単です
分解途中で紛失してしまうような部品も ないと思います
問題は 赤丸の摺動部分
アルコールで 磨いておきます
布が真っ黒になりました
後は逆の手順で組み立てていきます
正常に動くようになりました
指示値も若干低いようですが 問題ないレベルだと思います
せっかく分解 構造が理解できたので 電気的特性も調べてみたいと思います
Nゲージでは ほとんど動作しない電流計も 指示値の拡大ができれば もっと楽しめると思います
メモ書き程度に関係の写真を・・・・
モータドライバ
TA8409S
コンデンサ 16V 470uF
(最初はこれの容量抜けかと思い 取り外した・・・・)
N-S2-CLの不具合でお困りの方 コメント頂ければアドバイス可能です!!
修理依頼も受け付けます!!
TOMIX HO(16番)ゲージ EH500 1次形 テールライト点灯化 事前調査
以前より検討していた、EH500 1次型のテールライト点灯加工の下準備をしました。
TOMIXの機関車のテールライトは、あたかも「後から加工してね!」というようなスペースがあります。
今回はこのような基板に3mmの白色LEDを2個 無理やり取り付けた基板を準備しました。
外周カットは 別途 EH200用に準備した自作のテールライト基板を流用しました。
(EH200の加工に関しては後日アップしようと思います。)
赤い電線(+12V)側にダイオードと定電流ダイオードを直列に取り付けております。
両面テープで仮止めしております。
配線は仮に半田づけしたものですが、ヘッドライトの極性と逆になるように配線しております。
ボディーをかぶせてみます。
入換灯も点灯可能です。
若干、光漏れがあるようですが後で対策するとして、いい感じです。
簡単な加工で テールライト点灯化ができそうです。
HOゲージ (16番ゲージ) KATO ユニトラックとの接続方法
ご覧いただきありがとう御座います。
お問い合わせの多かった、ROCO LINE と KATO ユニトラックとの接続方法をご紹介いたします。
出来上がりはこのような感じになります。
接続のための加工方法には2通りあると考えています。
- KATOのジョイナーを交換する方法 (パターン A)
- ROCO側を加工し、KATOは無加工で接続する方法 (パターン B)
★ パターン A KATOのジョイナーを交換する方法
ROCOのレールには 電気的に接続するジョイナーと 道床部分を接続する
プラスチックの爪 があります。(写真は一部 加工しております)
基本的にプラスチックの爪は不要です。
ポイントレールは一部 取り外せる構造のものと 切り取る必要がある場合が
ありますが いずれの場合にも取り外してしまいます。
KATOのレールのジョイナーを取り外し 別途準備した CODE83 レール用のジョイナーを取り付けます。
CODE83用のジョイナーはPECO 篠原等 日本で一般的に流通しているものを使用可能です。
KATOオンラインショップでも取り扱いがあるようです。
https://www.e-katomodels2.com/shop/g/gPECO-SL110/
KATO側のレールの断面が 若干細いため ジョイナーの取り付けが緩い場合は ラジオペンチ等で圧着しておきます