TOMIX 5521 N-S2-CL 電流計の修理
いまだに人気のある N-S2-CL ですが 最近調子が悪くなってきました。
電流が 0A まで戻らず 車両走行させても全く動かない状態です。
原因追及のため 分解 します。
結果的には 原因も判明し 修理が完了しました
底フタ 取り外し
メータ部分だけ 取り外したいため CPU基板? を一時的に取り外し 浮かします
内部シャーシを止めている黒いタッピングビス 4点 を取り外します
ケース外側のタッピングビス 4点を取り外します
メータ部分がこのように 取り外せます
(正確にはケーブルなどがつながったままですので 完全には取り外せません)
問題の電流計の動作基板です
メータのパネル部分の取り外し
タッピングビス 4点 です
真ん中の針の部分を取り外します
指で引き抜けば外れますが 奥まっていてつまめない場合は ラジオペンチ等で
つまんで引き抜きます
傷がつきやすいので注意です
メータの化粧板を外します
全面に両面テープ?のような接着剤で張り付けられています
端の方から 細いマイナスドライバー等でこじりながら剥がしていきます
化粧板の板厚があるので かなり力をいれても しわ等付きにくいですが慎重に・・・
見にくいですが ナットで止まっています
このナットを取り外すと 先のメータの基板ごと外すことができます
先にナットのサイズをメモしておきます
二面幅が約 11mm のナットです
持ち合わせがなかったので 12mmのディープソケット で取り外しました
そこまでトルク締めされていませんので 問題なく外すことが出来ました
外した基板です
DCモータと 可変抵抗(10KΩ)の組み合わせです
写真の赤丸部分の抵抗を計測すると・・・・
左一杯
(メータ読みで0A側の抵抗値)
右一杯
(メータ読みで 1600mA側の抵抗値)
この可変抵抗は 針の角度決めも兼ねた構造ですので 妥当な値かと思います
但し 軸を廻しながら測定すると フラフラ 値がリニアに変化しません
(のちに判明するが これが今回の原因)
さらに分解できそうなので 基板からモータと抵抗部分を取り外します
はんだごてと 吸い取り線を併用して慎重に取り外します
事後の写真ですが 外した後 ダイキャスト?と本体を抱きかかえるように 爪 4点で固定しています
(写真は折れてしまっています 組み立ての際 戻すときに折れてしまいました)
丁寧に爪を起こし、手前に引き抜きます
こんな感じに 分離できます
まさかの ウォームギヤ駆動です・・・予想外!!
さらに分解を進めます
各部ともはまっているだけなので 分解は簡単です
分解途中で紛失してしまうような部品も ないと思います
問題は 赤丸の摺動部分
アルコールで 磨いておきます
布が真っ黒になりました
後は逆の手順で組み立てていきます
正常に動くようになりました
指示値も若干低いようですが 問題ないレベルだと思います
せっかく分解 構造が理解できたので 電気的特性も調べてみたいと思います
Nゲージでは ほとんど動作しない電流計も 指示値の拡大ができれば もっと楽しめると思います
メモ書き程度に関係の写真を・・・・
モータドライバ
TA8409S
コンデンサ 16V 470uF
(最初はこれの容量抜けかと思い 取り外した・・・・)
N-S2-CLの不具合でお困りの方 コメント頂ければアドバイス可能です!!
修理依頼も受け付けます!!